ISO感度(いそかんど)とは、光をどれだけ"無理やり拾うか"を決める魔法のツマミみたいなものです。
本来は国際標準化機構(ISO)が定めた「フィルムの感度規格」ですが、デジタルカメラの世界でも「ISO感度」という名前で定着しました。
簡単に言うと、ISO感度を上げるほど、カメラは暗いところでも明るい写真を撮れるようになります。
ただし、上げすぎるとノイズ(ザラザラした粒子)が増えて、「ああ…やっちまった感」が出るので注意が必要です。
ISO感度は、「いそかんど」、または「アイエスオーかんど」と読みます。
筆者の回りでは「いそかんど」と呼ぶカメラマンが多いです。
ISO感度を略してISO(いそ)と呼ぶこともあります。
スクールフォトの撮影現場では、ノイズを気にせずにISO 3200〜ISO 6400くらいまで普通にあげて撮影するカメラマンが多いです。
スクールフォトの販売写真の解像度は、長辺(横方向)2250〜3600程度まで縮小して納品するので、多少のノイズは写真現像時に目立たなくできます。
通常のスナップ写真撮影時にくらい場面では、カメラの常用ISO感度上下の半分くらいまでならISO感度を上げても納品できる品質(写真販売できる)レベルを保てます。
例えば、常用ISO感度がISO 64〜ISO 25600のNikon Z9、Nikon Z8なら、常用ISO感度上限 ISO 25600の半分のISO 12600までなら暗い場面で使っても良いでしょう。
もっと暗い場面(部屋の暗幕を閉じてビデオ上映鑑賞、ブラックシアター鑑賞などの場面)では、さらにISO感度感度を上げて、ISO 20000、ISO 25600で撮影しても、暗い部屋で何かやってるなーがわかる程度の「雰囲気写真」を撮影することもあります。
写真が1枚も無いよりは、写真が暗くても写真にノイズが乗っていても、雰囲気がわかる写真があれば保護者には喜ばれます。
Adobe、Lightroom Classic(略して LrC)で「現像」タブの右側パネルで「ディティール⇒ノイズ軽減⇒輝度」を40くらいまで上げるといい感じにノイズ軽減できます。
LrCで輝度ノイズ軽減の値を上げすぎるとのぺっとした塗り絵のような画質になってしまいますので、ISO感度の値、写真のノイズに合わせて調整してみましょう。
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