集合写真の撮影は、プロカメラマンにとって「段取り力」と「統率力」が試される現場です。
ただシャッターを切るだけでなく、全体を整え、タイミングを見極め、子どもから大人までをスムーズに動かすためには、技術だけでなく“道具の力”も欠かせません。
ここでは、現場で活躍するプロが実際に使っている、集合写真撮影に役立つ道具9選をご紹介します。
三脚を使うことでカメラの高さや角度を安定させ、水平・垂直をしっかりキープできます。
ストロボを使用することにより、日陰や室内などの光が足りない場所でも安定した明るさを確保でき、全員の顔がしっかり写ります。
カメラに触れずにシャッターを切れるため、構図を確認しながら全体のタイミングを見て撮影できます。
また、シャッターボタンを押す際の微ブレも防げるので、失敗の少ない安定感のある撮影が可能です。
3歳未満の乳児を撮影する際におすすめです。
手に持ってピープー音を鳴らすことで、赤ちゃんの目線をカメラに集める効果があります。
注意:3歳以上の幼児クラスになると「アンパンマン=赤ちゃん用」と感じてしまう子もいるため、年齢層に応じて使い分けることが大切です。
屋外やBGMの流れているイベント会場など、声が届きにくい場面でも指示を明確に伝えることができます。
「3、2、1、はいっ!」といった声かけも全体にしっかり届き、シャッターのタイミングを伝えやすくなります。
三脚の後ろに踏み台を設置し、カメラマンがそこに乗ることで、全体を見渡せるポジションで撮影できます。
クラス写真などではカメラの高さを170cmほどに設定し、より自然な目線の高さを確保できます。
クラス写真などの大切な撮影では、2台のカメラを使ってメイン撮影、押さえ撮影と別カメラで撮影することにより、カメラの不具合や設定ミスなどによる撮影ミスを防げます。
さらに、さらに高度な技として、三脚に並べて2台のカメラで交互に同時に撮影することで、撮影時間短縮にも効果的です。
三脚が1台しかない場合は、2台目のカメラを手持ち撮影で対応します。
電球色(暖色系)の室内でストロボを使うと、顔だけが不自然に白くなることがあります。
オレンジフィルターを使うことで、周囲の光に馴染んだ自然な色味での撮影が可能になります。
意外と重宝するのが露出計です。
正確な明るさ(露出)を測定できるだけでなく、プロっぽさを演出する効果もあります。 撮影前に露出計で明るさを確認すると安心感が違います。
屋外での集合写真では、最前列の並びを揃えるのが意外と難しいもの。
あらかじめ縄を地面に置いて「この線の上に並んでください」と伝えるだけで、スムーズに整列できます。
並んだ後は縄をサッと回収して集合写真を撮影します。
秘伝、プロカメラマンのための集合写真撮影方法ガイド
■集合写真撮影の流れ
├ 集合写真、撮影前の確認
├ 集合写真、カメラ設定
├ 集合写真、撮影方法
├ 集合写真、撮影後の後処理
└ 集合写真の納品方法
■集合写真撮影テクニック(記事制作中)
├ 集合写真撮影のカメラ設定を素早く行う方法
├ 赤ちゃん、乳児の集合写真撮影方法
├ 卒業式、卒園式など、フォーマルな場面での集合写真撮影方法
├ ひな壇を使用した集合写真撮影の際の並ばせ方、声がけ例
├ 新年度クラス集合写真を撮影する際のフロー
├ ピアノ発表会での集合写真撮影方法
■集合写真撮影に役立つ情報
├ 集合写真、撮影時に使うと役立つ道具
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