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2025/4/23更新

スクールフォトの仕事を獲得する5つの方法

スクールフォトカメラマンとして活動を始めたいけれど、「どうやって仕事を獲得すればいいの?」という疑問は、誰もが最初にぶつかる壁です。

この記事では、副業カメラマンを目指す方から本業カメラマンの方まで使える、スクールフォトの仕事獲得方法を5つご紹介します。

それぞれの方法のメリット・デメリットも併せて解説しますので、自分に合ったスタイルを見つけてみてください。

1.撮影エージェントに登録する

撮影エージェントに登録することにより、エージェントの紹介で撮影業務を行います。

  • 案件の多くは保育園・幼稚園などのイベント撮影
  • 案件のアサインは、登録後にスケジュール申請を行い、エージェントからの紹介で始まるのが一般的

撮影エージェントに登録するメリット

  • 安定した案件数があります
  • 撮影マニュアル・編集ガイドなどのサポートあり
  • 撮影マニュアルが用意されていることが多く、スクールフォト撮影初心者、副業カメラマンでも安心です。 エージェントによってはベテランカメラマンが同行して撮影のやり方を教えてもらえたり、オンライン講習会、リアル講習会が開催されることもあります。
  • 副業でも始めやすい
  • イベントが集中する繁忙日にはカメラマンが不足しており、登録したばかりのカメラマンや副業カメラマンにも撮影がアサインされやすいというメリットがあります。

撮影エージェントに登録するデメリット

  • 単価はやや低めになることも
  • 撮影実績が少ないカメラマンは、登録時の単価がやや低めになることもあります。ただし、実績を積んで単カップを狙ったり、実績を積んで他の撮影エージェントに登録して単価アップを狙うこともできます。
  • 案件の選択権が少ない場合がある
  • 基本的に、エージェント側から案件指定でアサインされることが多く、案件の選択権は少なめです。 なかには、翌月の案件リストが公開されて自分のスケジュールやスキルに応じて案件に応募するという方式をとっているエージェントもあります。

撮影エージェントの例

  • ルクミー フォト(ユニファ株式会社)
  • えんフォト(千株式会社)
  • はいチーズ!(株式会社うるる)
  • ウェルキッズフォト(株式会社ウェルキッズ)
  • フォトクリエイト(株式会社フォトクリエイト)

2.マッチングプラットフォームに登録する

一般ユーザーが「*月*日に***のイベントを撮影して欲しい」という依頼を行い、カメラマンが提案・見積もりを送る形式です。

カメラマン マッチングプラットフォームの例

  • ZEHITOMO
  • 提案・見積もり応募に対して手数料が発生。
  • ミツモア
  • 提案・見積もり応募に対して手数料が発生。
  • くらしのマーケット
  • 成約料金に対して手数料が発生する完全成功報酬制。
  • TOTTA
  • プロカメラマン歴3年以上のカメラマン限定。受注金額に対して手数料が発生。
  • クラウドワークス
  • 受注金額に対して手数料が発生。
  • ランサーズ
  • 受注金額に対して手数料が発生。

マッチングプラットフォームに登録するメリット

  • 自分で案件を選んで料金や条件を提示できる
  • 気に入られればリピーターや紹介につながる
  • なお、プラットホームによっては、リピート受注の場合にも成約手数料が発生します。
  • スケジュールに余裕がある時のみ応募しても良い
  • 通常は撮影エージェントで仕事を受けつつ、スケジュールに余裕がある閑散期のみマッチングプラットフォームで仕事を受注するといった使い方もできます。
  • 案件提案依頼が多く入る
  • マッチングプラットフォームは広告費をかけて案件募集しているので、案件が大量に届きます)。

マッチングプラットフォームに登録するデメリット

  • 初心者は実績がないと選ばれづらい
  • 提案・見積もり応募に対して手数料が発生するものの成約に繋がらないことも多くあります。
  • 見積もり応募に対して、または成約料金に対して手数料が発生します
  • しかもその手数料は想像よりも高めです。 提案だけで2000〜3000円発生したり(提案だけで手数料が発生するので成約しなければ赤字)、案件成約手数料に対して20〜35%程度の手数料が発生したりします。

地元の写真館・アルバム制作会社に応募する

地元の写真館や小規模撮影会社の中には、学校写真を扱っているところもあります。

直接問い合わせて、アシスタントや下請け撮影として経験を積むのも一つの方法です。

地元の写真館・アルバム制作会社に応募するメリット

卒業アルバム用の写真撮影や、新年度クラス撮影(担任の先生が生徒の名前を覚えるために毎年4月にクラス集合写真を撮影する学校が多くあります)などを行います。一部、販売用の写真を撮影することもあります。

  • 現場での撮影・段取りを実地で学べる
  • 丁寧に教えてもらえる場合もある
  • 撮影マニュアルが用意されていることが多い
  • 卒業式、入学式、クラス集合、個人写真、文化祭、合宿・修学旅行など、学校で行われるイベントについての撮影マニュアルが用意されていることが多いです。

学校写真界隈では卒業式、入学式などの撮影が集中する春(3月〜4月上旬)と、文化祭・体育祭が集中する秋(9〜10月)はカメラマンが不足気味のため、繁忙シーズンにむけて初心者や副業カメラマンでも採用されやすいでしょう。

地元の写真館・アルバム制作会社に応募するデメリット

  • (拘束時間に対して)撮影報酬が低めの傾向
  • 一般的に、保育園イベント撮影専門の撮影エージェントよりも時間拘束が長くなります。
  • 繁忙シーズン以外は仕事をもらえない場合があります

自主営業・直接契約

地域の私立園や小規模保育園では、決まったカメラマンがいない場合も多く、丁寧にアプローチすれば撮影契約を結べることがあります。

自主営業・直接契約のメリット

  • 自分の条件・スタイルで仕事ができる
  • 継続契約に育てることで収入が安定
  • 撮影以外の売上を得られることもあります
  • 例えば、別途写真販売プラットフォームと契約し、写真販売売上を得ることも可能です。

自主営業・直接契約のデメリット

  • 営業・契約などの知識が必要
  • 撮影実績ゼロではやや難易度が高い

SNS・ポートフォリオサイトからの発信

X(旧Twitter)、Instagram、note、Facebookなどで、撮影実績や作例を投稿し続けることで依頼が来ることもあります。

信頼性・世界観を示す手段として、発信活動も仕事獲得の一助になります。

SNS・ポートフォリオサイトからの発信するメリット

  • ファンが増えればリピート・紹介につながる
  • 他ジャンルの仕事にも波及しやすい

SNS・ポートフォリオサイトからの発信するデメリット

  • すぐには仕事につながらない
  • 継続的な投稿・更新が必要
  • スクールフォト撮影した写真は個人情報保護の観点からSNS発信はNGのことが多い(撮影実績をアピールしづらい)

【まとめ】スクールフォトの仕事を獲得する5つの方法

スクールフォトの仕事は、「待つ」のではなく「動く」ことで広がります。

あなたのスタイルやライフワークに合った方法から始めてみましょう。

副業でも、本業でも、プロ意識を持って取り組むことで、信頼が生まれ、仕事が広がっていきます。

PhotoGuidePro.jpでは、スクールフォトカメラマンを目指すあなたを全力でサポートします!

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スクールフォト完全ガイド
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スクールフォトカメラマンになる方法
スクールフォトに必要な機材と費用
スクールフォトカメラマンはいくら稼げる?副業・本業別のリアルな収入
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